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私の片思い体験談

20代、女性、OLです。
彼に出会ったのは私がまだ大学生の時です。授業以外にすることがなくて暇な日々を過ごしていましたが、ある日友達に誘われ天文部に入ることになったんです。

 

初めて参加した飲み会で彼に出会いました。一見ぶっきらぼうで目つきも悪くてとても印象が悪かったのですが、隣に座って話してみると案外いい人で、そこから意識するようになりました。

 

時折見せるやさしさに勘違いしそうになりましたが、彼には彼女がいました。誰からも好かれて顔もかわいくて、性格も良くて本当に太陽みたいな人でした。そこからはただただもどかしい日々が続きます。優しい彼女から彼を奪うような行為はできないし、まず根本的に、かわいくなくて性格もひねくれている私にチャンスはないのだと感じており、ただ友達として仲が良くなっていくだけでした。


大学2年の夏休み、サークルで合宿に出かけました。用事があって彼の彼女は来られず、喜んでしまう自分が嫌でした。それでも、彼と過ごす時間は私にとって特別なものでした。食事の時も星を見ている時も彼は私の隣にいて、時間が止まってしまえばいいのに、と何度も何度も思いました。

 

深夜までお酒をみんなで飲み、私も彼もかなり酔っぱらって、将来のこととか野望とか、恥ずかしくなるようなことを語り合っていました。勢いで彼女のどこが好きかとか、結婚は、とか踏み込んで聞いたんです。

 

ここまで聞いたらきっと私も吹っ切れるだろうと。すると彼は突然黙って私の方をじっと見つめ、「好きだ。」とつぶやきました。私も頭が回らなくて、言葉が理解できなくて何度も聞き返しましたし、酔っぱらってるのだと言いました。

 

しかし彼ははっきり私の方を向いてずっと好きだと言い続けてくれました。私も事態を飲み込んだとたん涙があふれてきて、彼の前で号泣しました。ずっと私の頭を落ち着くまで撫でてくれました。彼の手は温かさは今でも覚えています。

 


合宿後、彼女に別れを告げた彼と正式に付き合うことになりました。彼女にどのように思われるか分からず、こちらからは話しかけることも謝ることもできませんでした。しかしある日彼女が声をかけてくれて、少しの間話しました。

 

申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、彼女は私を責めることはせず彼の事をよろしくねと言いました。彼女の優しさにまた涙が溢れ、ようやくすっきりとさせることができたのです。それが本心だったのかは分かりません。しかし今はとても幸せです。人生何が起こるか分からないなと思いました。



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